★桑水隆多助教らの論文がiScienceに掲載されました
ARIHHPの桑水隆多助教、立命館大学の渡部綾一助教らによる研究成果が、国際学術誌iScience(Cell Press)に掲載されました。
本研究では、声に出して言葉を発する「外言(overt speech)」と、頭の中で言葉を発する「内言(inner speech)」に伴う覚醒状態の違いを、瞳孔反応から検討しました。若年成人を対象とした3つの実験の結果、外言では一貫して瞳孔が拡大した一方、内言では課題によって瞳孔が縮小・不変・拡大と異なる反応を示し、いずれも外言より瞳孔径が小さいことが明らかになりました。
内言は思考や自己制御を支える重要な認知機能であり、スポーツ場面でも、自分を鼓舞したり、気持ちを落ち着かせたりする際のセルフトークとして活用されています。本研究は、こうした内的な言語活動を生理学的な視点から理解するための新たな手がかりを提供するものであり、今後、幼児期における内言の発達や、スポーツ場面における言葉と覚醒状態の関係の解明につながることが期待されます。
【論文情報】
題名:Dissociable pupil-linked arousal during overt and inner speech
著者:Ryuta Kuwamizu*, Ryoichi Watanabe*, Nozomi Yamamoto, Kota Otani, Yusuke Moriguchi
(*Co-first and co-corresponding author)
掲載誌:iScience, 29(11), 117825 (2026)
DOI:https://doi.org/10.1016/j.isci.2026.117825
【筑波大学プレスリリース(2026年10月15日)】
「外言と内言では瞳の大きさが異なる」
https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20261015141500.html
【筑波大学プレスリリース(英語)】
「Pupil Size Reveals Differences Between Speaking Aloud and Inner Speech」
Pupil Size Reveals Differences Between Speaking Aloud and Inner Speech | Research News – University …
【掲載論文(Open Access)】
https://doi.org/10.1016/j.isci.2026.117825


