★藤井助教、西保教授らが、熱放散反応とATPの関係に関する論文を発表
藤井直人助教(専門領域:運動生理学)、西保岳教授(専門領域:運動生理学)らによる研究成果が、国際誌「Clinical Physiology and Functional Imaging」に掲載されました。
体温上昇が皮膚間質液のATPを増加させ、この反応が皮膚血管拡張と発汗応答に関連するという仮説を検証しました。その結果、体温上昇が血中と、おそらく皮膚間質液中のATPを増加させ、後者は皮膚血管拡張を鈍らせる可能性が示されました。しかし、ATPは発汗調節には影響しないようです。
【題 名】 Serum, interstitial and sweat ATP in humans exposed to heat stress: Insights into roles of ATP in the heat loss
responses
【著者名】 Naoto Fujii, Yoko Tanabe, Tatsuro Amano, Koichi Watanabe, Narihiko Kondo, Takeshi Nishiyasu, Glen P. Kenny
【掲載誌】 Clinical Physiology and Functional Imaging
【掲載日】 2023年5月4日
【DOI】 10.1111/cpf.12825
