★前村准教授、村冨院生らによる論文が国際誌へ掲載されました
ARIHHPの前村准教授、村冨院生らの研究成果が国際誌『Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports』に掲載されました。
400 m走において高いパフォーマンスを発揮するためには、全身の力学的仕事を抑えつつ大きなストライドを獲得する「経済的な疾走技術」が重要であるとされています。しかしながら、このような技術に関与する形態学的特徴は明らかにされていませんでした。本研究の結果から、大腿に対して下腿の筋断面積が小さいことが大腿のスイング速度を高め、経済的な疾走技術に寄与していることが明らかになりました。これらの知見は、400mスプリンターにおける「近位筋の相対的な大きさ」が、経済的な疾走を実現する上で重要な役割を果たしていることを示唆しています。
【題 名】Effectiveness Index of Mechanical Energy Utilization in Male 400‐m Sprinters and the Relation Between Muscle Cross‐Sectional Area of the Trunk and the Lower Limb
【著者名】Kotaro Muratomi, Takashi Tarumi, Yuki Furuhashi, Naoki Ushirooka, Daisuke Hoshi, Marina Fukuie, Takahiro Hasegawa, Jun Sugawara, Satoru Tanigawa, Hideyuki Takahashi, Hirohiko Maemura
【掲載誌】Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports
【公開日】2025年2月8日
【DOI】10.1111/sms.70023
Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports
