★ARIHHPの下山助教が国立スポーツ科学センターで実施した共同研究成果を発表
ARIHHP下山助教らによる安定同位体標識クレアチンを用いた全身骨格筋量評価をアスリートや活動的なヒトへ応用する国立スポーツ科学センターとの研究成果が「European Journal of Clinical Nutrition」に発表されました。
全身の骨格筋量を評価することは、アスリートやトレーニングを行う人の適切な栄養管理およびトレーニング評価に不可欠です。本研究では、安定同位体標識クレアチン(D3-クレアチン)希釈法で評価した骨格筋量と全身磁気共鳴画像法(MRI)で推定した骨格筋量との関係を明らかにすることを目的としました。本研究において、全身のクレアチンから骨格筋量に換算する値がアスリートや活動的な若い男性では既存のものと異なることを明らかにしました。
この研究成果は、アスリートの骨格筋量をより正確で簡易に評価するために役立てることができ、さらなる他の対象者への応用へと発展することを期待しております。
Authors: Sagayama H, Yamada Y, Kondo E, Tanabe Y, Uchizawa A, Shankaran M, Nyangau E, Evans WJ, Hellerstein M, Yasukata J, Higaki Y, Ohnishi T, Takahashi H.
Title: Skeletal muscle mass can be estimated by creatine (methyl-d3) dilution and is correlated with fat-free mass in active young males
Journal: European Journal of Clinical Nutrition
DOI:10.1038/s41430-022-01237-9