【プレスリリース】征矢教授、諏訪部元ARIHHP客員研究員らが研究成果を『Neurobiology of Aging』誌に発表
短時間の軽運動で高齢者の記憶力が向上する〜瞳孔計測から脳内覚醒機構の関与を示唆〜
征矢英昭教授、諏訪部和也元ARIHHP客員研究員(流通経済大学スポーツ健康科学部准教授)らによる研究成果が国際誌『Neurobiology of Aging』に掲載され、筑波大学にプレスリリースされました。軽運動を10分間行うことで記憶力が即時的に向上することを健常高齢者において初めて明らかにしました。また、運動時に瞳孔径を計測した結果から記憶力向上のメカニズムとして脳内の覚醒機構が関与する可能性を新たに示しました。
本研究成果は、2023年9月20日に、国際学術誌『Neurobiology of Aging』にオンライン掲載されました。
【題 名】 Improvement of mnemonic discrimination with acute light exercise is mediated by pupil-linked arousal in healthy
older adults
(健康な高齢者における一過性低強度運動による記憶弁別能向上は瞳孔に連動した覚醒によって媒介される)
【著者名】 諏訪部和也, 桑水隆多, 兵頭和樹, 吉川徹, 大槻毅, 膳法(宮木)亜沙子, Micheal A. Yassa, 征矢英昭
【掲載誌】 Neurobiology of Aging
【掲載日】 2023年9月20日
【DOI】 10.1016/j.neurobiolaging.2023.09.006