筑波大学体育系ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター

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★【プレスリリース】小泉院生、征矢教授らが発育期の運動と統合失調症に関する研究成果を発表

軽運動が育むメンタルヘルス

〜発育期の低強度運動は統合失調症様の行動異常の発症を抑制する〜

次世代健康スポーツ科学学位プログラムの小泉光院生と、ARIHHPの征矢英昭教授(専門:運動生化学・神経内分泌学・スポーツ神経科学)は、発育期の低強度運動が統合失調症様の行動異常の発症を抑制するという研究成果に関してプレスリリースを行いました。

 

<研究のポイント>

本研究では、統合失調症モデルマウスに、発育期に相当する期間に低強度運動を課すことで統合失調症様の行動異常が抑制できるかどうか、さらにはモデルマウスで低下した前頭前皮質の機能が改善するかどうかについて検討しました。その結果、発育期に低強度運動を4週間課すことにより、行動異常がほぼ完璧に改善されました。また、モデルマウスの前頭前皮質では細胞内の情報伝達に異常がみられましたが、運動により正常化することを見出しました。今後、本研究成果を手がかりとして、統合失調症の発症予防につながる運動療法の開発に向けた新たな研究が加速することが期待されます。

 

 

図 発育期の低強度運動トレーニングは統合失調症様の行動異常の発症を抑制する 。

A:臨床症状を反映する行動異常として三つの項目を評価した。

胎生期 PCP 投与で形成されたそれぞれ の行動異常は運動により抑制された。

 

成果の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p202011301400.html

 

<掲載論文>

【題 名】Preventive role of regular low-intensity exercise during adolescence in schizophrenia model mice with abnormal behaviors. (発育期における低強度の運動習慣による統合失調症モデルマウスの行動異常抑制効果)

【著者名】 Hikaru Koizumi, Taichi Hiraga, Leandro K. Oharomaria, Toshiaki Hata, Takeru Shima, Jang Soo Yook, Masahiro Okamoto, Akihiro Mouri, Toshitaka Nabeshima, Hideaki Soya

【掲載誌】Biochemical and Biophysical Research Communications

【掲載日】2020 年 11 月 20 日
【DOI】 https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2020.11.032

 

<問合わせ先>

征矢英昭 (そや ひであき)
筑波大学 体育系 教授 (運動生化学研究室)、

ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター (ARIHHP) センター長

PDF資料(プレスリリース)

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