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★【プレスリリース】高強度インターバル運動で高まる認知機能と脳内神経基盤の解明

少しキツくても休み休みの運動で認知機能アップ!

筑波大学体育系の征矢英昭教授、邊 坰鎬(ビョン・キョンホ)助教、ポーランドグダ二スク体育大学のSylwester Kujach助教、中央大学理工学部の檀一平太教授らの国際共同研究グループは、うつ病や認知症、糖尿病、注意欠陥障害者などに共通して低下が見られる機能を効率的に高める運動療法、「汎用型高強度インターバル運動」の効果と脳機構を初めて解明しました。

 

研究成果のポイント
1. 汎用性や時間効率性が高い、短時間の高強度インターバル運動注1(運動時間6分)によって、ヒトの注意・集中、計画・判断などの高次認知機能が向上することを明らかにしました。
2. この脳内神経基盤として、高次認知機能(実行機能)を担う左脳の前頭前野背外側部(DLPFC)の関与を、光トポグラフィー注2装置を用いたニューロイメージング法により世界で初めて実証しました。
3. この成果は、心身の活力低下問題の改善策(新たな運動療法)としての応用が期待されます。

 

 

図 課題成績及び光トポグラフィーデータ
(A)運動(高強度インターバル)条件、対照(安静)条件において、運動・安静前と15分後に実施したストループ課題に対する反応時間の解析結果。値は小さいほど反応時間が速い、つまり課題成績が良い(実行機能が高い)ことを示す。運動は安静に比べて、反応時間を短縮させる結果となった。(B)運動条件と対照条件の、運動・安静前のストループ課題中に、ストループ干渉による脳活動が見られた部位。(C)対照条件との比較において、運動後にストループ干渉による脳活動が有意に増加した脳部位。

 

プレスリリース資料(PDF)

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