筑波大学体育系ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター

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★【プレスリリース】桑水院生、征矢教授が瞬きと持久力の関係に関する研究成果を発表

持久力が高く認知機能が優れている人は、多く瞬きをしている ~ドーパミン神経の関与が浮かぶ~

桑水隆多院生と征矢英昭教授・ARIHHPセンター長(専門:運動生化学・神経内分泌学・スポーツ神経科学)らの「持久力が高く認知機能が優れている人は、多く瞬きをしている」という研究成果が、アメリカスポーツ医学会(ACSM)の公式ジャーナル「Medicine & Science in Sports & Exercise誌」に掲載されました。

 

【研究のポイント】  持久力が高い人ほど認知機能が優れているという研究が増えていますが、両者を繋ぐ要因は未だ特定されていません。本研究では、持久力が高い人ほど瞬きの頻度(意識しないうちに行っている瞬きで、自発性瞬目率と呼ばれる)が高く、優れた認知機能を持っていることを見出しました。瞬きが多い人は、前向きな行動や認知機能に重要とされる脳内ドーパミン作動性神経系の活動が高いとされていることを踏まえれば、持久力と認知機能の相関関係の橋渡し役をドーパミンが務めていることを示唆する結果であると言えます。  今、コロナ禍で多くの人々の活動制限が余儀なくされています。これが続くと、自ずと持久力が落ちるだけでなく、連動して認知機能も落ちる可能性があります。この打開には、薬ではなく身体活動を伴う取り組みが推奨されます。その際、普段の生活の中で、ドーパミン神経の機能を標的とした身体活動・運動トレーニング条件を工夫すると良いかもしれません。さらに、この「瞬き」を新たな指標とし、身体活動効果を反映するバイオマーカーとして応用可能となることも期待されます。

【題 名】Spontaneous eye blink rate connects missing link between aerobic fitness and cognition(自発性瞬目率は、持久力と認知機能のミッシングリンクを結びつける)

【著者名】Ryuta Kuwamizu, Kazuya Suwabe, Chorphaka Damrongthai, Genta Ochi, Takemune Fukuie, Kazuki Hyodo, Taichi Hiraga, Nagano-Saito Atsuko, Hideaki Soya

【掲載誌】Medicine & Science in Sports & Exercis

【掲載日】2021年7月掲載予定

【DOI】 doi: 10.1249/MSS.0000000000002590

【URL】https://journals.lww.com/acsm-msse/Abstract/9000/Spontaneous_Eye_Blink_Rate_Connects_Missing_Link.96125.aspx

<問合わせ先> 征矢英昭 (そや ひであき) 筑波大学 体育系教授/ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター(ARIHHP) センター長 PDF資料(プレスリリース)

https://www.tsukuba.ac.jp/journal/pdf/p202102011400.pdf

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