【プレスリリース】下山助教が参画するIAEA二重標識水データベースの国際共同研究グループが研究成果を発表
ARIHHPの下山寛之助教が参画するIAEA二重標識水データベースグループが「ヒトの水の代謝を推定するための環境因子とライフスタイル」を示した研究成果をScience誌に発表しました。
本研究から、高温、多湿環境、高地に暮らす人は水の代謝が速く、さらに身体活動レベルの高い人やスポーツ選手、筋量の多い人、妊産婦においても水の代謝が速いことが明らかになりました。また、年齢、体格、環境やライフスタイルの要因は水の代謝に独立して影響を与えることが明らかとなりました。
この研究成果は、多様な環境下で暮らす人々に必要な水分摂取量の目安を推測することができる為、各国の有事の際の飲水量、人口増加や気候変動による水不足への対策に役立てられることを期待しております。
Title: Variation in human water turnover associated with environmental and lifestyle factors
Journal: SCIENCE 24 Nov 2022 Vol 378, Issue 6622 pp. 909-915
DOI:10.1126/science.abm8668
筑波大学プレスリリース